今日の一言 2025-01-31 (金)
道場長の一日一心 " うつわ "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節気
大寒 (だいかん) 末候
七十二候
鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく
第七十二候
にわとりが春の訪れを感じて卵を産むころです。
1月30日~2月2日頃までは大寒の末候にあたり、一年でもっとも寒さが厳しいころです。冬の最後の節季。大寒の最後の日は節分ですね。
今日のお題
『うつわ』
わが家のベランダは
西に向いている。
そのため、
午前中はほとんど日が差さない。
一方で
午後から夕方にかけて
太陽の光の恩恵を受ける。
" 西日が強く差す "
ベランダなので、
生き物や植物が育たない。
ゆいいつ、
縁紅弁慶 (フチベニベンケイ)
という和名や
花月 (かげつ)という名の植物。
いわゆる
金のなる木、成金草と呼ばれる
植物だけが何とか育つ。
この植物に限らず、
植木鉢の大きさによって
大きくも育つし、
小さくも育つものだ。
大きく立派に
育てようと思えば、
大きな鉢に変えなければ、
大きくは育たない。
これと同様に
人間もその人の
" 器 " の大きさで
物事を考えたり、行動するものだ。
何かことがうまく運ばないとき、
人間関係がうまくいかないとき、
そのようなときに、
私はいつもベランダに出て
この植物をじっと眺める。
その植物を
今以上に大きく
育てようと思えば、
植木鉢の大きさを変えるしかない。
そしていつも、
「そうか」と改めて氣づくのだ。
ことがうまく運ばないことも
人間関係で悩むことも、
" すべては自分の責任だ "
自分の " うつわ " が小さいから
起きている現象なのだ。
それに氣がつけば、
自分の " うつわ " を
大きくすることだけを考え、
実践すれば良いだけのこと。
500mlのマグカップで
500ml以上のコーヒーは
飲むことができないのだ。
自分の周りに
愚痴や人の陰口ばかり言う人が
集まってくるとすれば、
それは自分の " うつわ " が
それだけのものだからだ。
それが嫌なら
自分の " うつわ " の大きさと
入れる内容を良いものに
変えるよう努力すれば、
周りも変わっていく。
今の仕事は嫌だ、
こんな仕事がしたい。
今の給料は安すぎるから、
せめてこれくらいはもらいたい。
こんな洋服着てみたい。
こんな車がほしい。
こんな家がほしい。
そういうことが
実現しない原因は
全部それが今の " 自分のうつわ "
であるからだ。
仮に一時期は
実現できたとしても、
いつかは自分にしっぺ返しがくる。
人に何か頼まれても嫌だと断る。
それを重荷と考える。
それが " 自分の小さなうつわ " だ。
何事も自分の責任。
何があっても他人のせいにせず、
自分の " うつわ " の小ささを
顧みて反省する。
頼まれごとは
絶対に無理なことでない限り、
氣持ちよく引き受ける。
人の役に立つことなら、
自らすすんで重荷を背負う。
それを喜びとする。
それを怠らず実践し続ける。
そういう人は人に頼りにされる。
周りから頼りにされる
ということは
" うつわ " が大きい人間である証だ。
今日も
その " うつわ " を
もっと大きく育てよう。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝