今日の一言 2025-01-08 (水)
道場長の一日一心 " 礼ではなく拝 "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節気
小寒 (しょうかん) 初候
七十二候
芹乃栄(せりすなわちさかう)
第六十七候。
1月6日から1月9日頃までは小寒の初候にあたり、春の七草のひとつ、芹が成長する時季です。
今日のお題
『れい では なく はい』
日本の多くの神社では
基本的な参拝の作法として
行われる、
二礼二拍手一礼。
神様に敬意を表し、
心を込めて丁寧に行うから、
私は
二礼二拍手一礼ではなくて、
「二拝二拍手一拝 」で参拝する。
" 礼 " とは
約30度~45度の
浅いお辞儀のことだ。
一方で、
" 拝 " とは約90度の
深いお辞儀のことで、
最拝礼を意味する。
神様に敬意を表し
神を通して、
天地大自然に心から
感謝するから、
私の場合は
" 礼 " ではなく、
自然と " 拝 " になる。
わが家の子ども達が
まだ小さな頃から
近くの神社に
よく一緒に参拝した。
小学校に上がる頃には、
「お父さんの礼は、後ろから見たら足しか見えへんで」と言いながら、
よく私の「拝」を真似していた。
" 二拍手 " は
両手を胸の高さに合わせて
右指先を少し下にずらして、
二回拍手をしてから
指先を揃える。
" 二拝二拍手一拝 " は
一連の流れなので、
途中で止めることなく
一氣に行う作法だ。
従って、
願い事やお祈りは
" 二拝二拍手一拝 " の後で
心を静めてお祈りするものだ。
そして、
お祈りをする時は
「厳かな態度」で行うもの。
頭を上げたままで
お願いすることは、
神様に対して非常に失礼な行為だ。
頭を下げて
お願いをすることが礼儀だ。
これはとても大切なことだと思う。
また
お寺では
" 礼拝 (らいはい) " をする。
合掌したまま
上体をゆっくり
約45度の角度で
前へ傾けて礼をし、
静かにはじめの姿勢に
戻してから、
両手をそっとおろす。
中には
作法ばかりに
氣を取られているのだろうか。
全くと言っていいほど、
心が通って無い人を
よく見かける。
その様な人に
御利益などあるはずがない。
まさに「本末転倒」だな。
人間の主体は「心」だ。
心が身体を動かしているから、
見ればすぐ分かるものだ。
合氣道の " 礼 " も同じだ。
心がこもってない人の礼は
見ればすぐ分かる。
何度注意しても
なかなか身に付かない
子どももいる。
親は「きちんとしなさい」って
言うんだけどね。
こういうことは
口で言うのではなくて、
まず、
親が見本を見せてあげないとね。
それも一回や二回じゃ駄目。
何百回でも
本当に
子どもが身に付けるまで
してあげないとね。
子どもは
親の一挙手一投足を
しっかり見ている。
親が礼儀正しい人の
子どもは
必ず、
礼儀正しい
振る舞いが出来る。
" 躾 " とは
そういうものだわ。
昔から日本人は
「礼」や「お辞儀」という
文化習慣を大切にしてきた。
日本人としての
" 心 " があるなら、
普通に出来て
当たり前のことでありまする。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
道場長 拝