道場長あいさつ

兵庫県合氣道連盟 指導部 指導員
合氣道 琴心館 指導部 指導員
兵庫医療大学 合氣道同好会 師範
兵庫県立文化体育館 公認合氣道 指導員
神戸市立北須磨文化センター 公認合氣道・護身術 講師
ヨークカルチャー加古川 「子ども日曜合氣道」 講師
コープカルチャー兵庫 「はじめてみよう!子ども合氣道」 講師

合氣道 琴心館 寺崎道場を主宰する道場長の寺崎 秀行です。
兵庫県合氣道連盟本部 合氣道琴心館本部道場(兵庫県明石市)琴地館長の元に稽古に通い、
神戸市を中心に合氣道の普及活動、主宰する寺崎道場 門弟の指導を職業にしている専門家です。

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合氣道との出会い

私は50歳になるまで武道とは縁の無い人間でした。
友人には柔道や剣道、空手などの経験者はいましたが、私はというと10代前半までは野球少年で、
10代後半からはサーフィンばかりやってました。
サーフィン歴は30年以上になる私が、合氣道という武道に出会えたのは、2人の私の娘がきっかけでした。
当時小学生の娘達に「合氣道を習わそうと思っているんだけど。」と家内から相談を受けた時の私の感想は
「合氣道?」「いったいどんな武道なんだろう?」くらいのものでした。
インターネットで「合気道」検索でいくらでも情報が手に入る現代において、それすらしなかった程、興味が無いものでした。

今思えば、以前から武道に興味があり沢山の武道の本を読んでいた家内が、「藤平光一 先生」の御本を数冊読んで感銘を受けた事から始まった様な氣がします。
「他人と争わない勝ち負けの無い武道だし、いじめや誘惑にも負けない強い心と身体を養ってほしいし、
女の子なので自分の身は自分で守れる護身にもなるんじゃないかな?」との事でした。
武道なら礼儀作法も身に付くだろうと思い私も賛成しました。
ただ、私自身は全くやる氣はありませんでした。

 

合氣道 琴心館 館長 琴地 茂 先生との出会い

藤平光一 先生の本に感銘を受けた家内が子供達に習わせる道場、教室を探していたところ、
偶然にも自宅から自転車で10分位の体育館で合氣道の教室があり、そこで指導されておられたのが、
私の師匠である合氣道 琴心館 館長 師範の琴地 茂先生でした。
(その後藤平光一 先生逝去を期に2012年 合氣道 琴心館として独立されました。)

子どもクラスの稽古に体験生として我が家の娘達も楽しそうに稽古しており、稽古が終わって帰ろうとしていた
私達家族に 「今から大人クラスがあるので、お父さんとお母さんも入ってやってください。」といわれ、断り切れずに
家内と稽古に参加させてもらいました。
家内は喜んでいましたが、私はというと「子どもクラスが終わって早く帰りたかったのに面倒くさいな。」
というのが正直な氣持でした。今思えば少しも氣の出ていない状態だった様です。

その翌週に娘達の入門手続きに行き、今でもはっきり覚えていますが、
その時の大人クラスの稽古で教えて下さった当時60歳位の小柄な女性に簡単に投げられました!
力関係では絶対負けないだろうと思いながらも「ふわっ」っと何ともいえない力ではなく氣が付いたら畳に寝かされている。
「よし!次は絶対倒れない!」と思いながらもまた、コロンっと!
不思議でした!!!今まで味わった事の無い感覚でした!
今にして思えば「小手おろし」で手首の関節を曲がる方向へ(合氣道は順なので、逆関節は行いません)曲げられるのですが、
それ程の痛みも感じることは無く、それでも立ってはいられずに畳に寝かせれてしまうという感覚に驚いてしまい、
それでもまだ疑っていた私は、その女性に「思い切り突いて行っても良いですか?」と尋ねると「どうぞ!」と笑いながら顔色ひとつ変えずに
全力で突いていく私をサラリと身体をかわし何度も畳に寝かされました。
その日の稽古が終わった後、琴地先生に「入門させてください」と家族四人で門人として末席に加えていただきました。

それからは週1回の稽古が2回に3回に4回にと増えていき合氣道にのめり込んでいきました。
でも指導者になることなど夢にも思っていませんでした。

 

合氣道の指導

寺崎道場と申しましても自分の道場があるわけでもなく各地域の体育館や柔道場、カルチャーなどを間借りして指導しております。
いつかは自分の道場を持つのが夢です!

稽古を始めて1年半ほどたった頃「いつかは指導員になり自分の道場が持てるようになりたい」という心が芽生えてきたものの、まだまだ先の事だと思っておりました。
そんなある日、琴地 茂先生に何気なしにその思いを伝えると琴地先生は「そう思っているなら、すぐやりなさい!」
「合氣道の指導は軌道に乗るまで十年はかかる。君がまだ若いならまだ先でも良いが、もう50歳でしょ?
君のように三段になってから指導者になりたいなどと言っていると、
いつになることやら。仮に60歳位で三段になったとしてもそれから十年で君はいくつや?70歳ですよ!」
「一日習えば一日の指導者、一年習えば一年の指導者ですよ!」確かに藤平光一 先生の本にも同じことが書いてあった。
琴地先生のおっしゃる通りだ!先生がそうおっしゃるなら「やってみよう!」と子どもの指導から始め、2016年現在70名近くの門弟を指導しています。

自分自身、合氣道に出会えてすごく良い方に変わった。
人に教えるということは自分を律することであります。
お弟子さんに「氣を出せ」と言っておいて自分が氣を引っ込めるわけにはゆかない。

合氣道に出会える縁が自分にもあった。
今まで生かしてくださった天地に感謝し、稽古時間終了後も熱心にご指導して下さった先輩方、道友に感謝すると共に
なにより私を合氣道に導いて下さった家内と娘達。琴地 茂先生、藤平光一 先生に深く感謝しています。
残りの人生は、一人でも多くの方にこの素晴らしい武道合氣道と合氣道 琴心館の普及に努めてまいります。

ある日、琴地 茂先生に「こんな事なら20代から合氣道やっていたら良かったです。」と言った事がありますが、
「やろうと思った時がその人のタイミングですよ」とおっしゃられました。そう、本当に縁のものなんですよね!